techno fail

日本のテクノロジー失敗例


凍土壁

福島第1原発事故の汚染水対策として、地中に「凍土壁」を作って汚染水の移動を食い止めようという奇策を実施した。
建設側は成果が出ていると主張しているものの、十分な効果が出ているかは定かではない。

そもそも、原子力発電に関しては、地震後の津波により、冷却機能が制御不能となり、メルトスルーに陥いって現在に至る。
日本において、原子力発電というテクノロジーが十分にコントロールできるものではなかったことを証明した。

この失敗をもとに、今後どう向き合っていくかは、我々の大いなる課題である。

関連情報
凍土壁に関するトピックス:朝日新聞デジタル

Japan’s $320 Million Gamble at Fukushima: An Underground Ice Wall



現金精算

日本では現金に対する信頼が強く、キャッシュレス化があまり進んでいない。
ATMでは、現金を引き出すのに手数料が発生する。
一方、高速道路ではETCがあり割引特典がある、交通系ICカードでも、現金より若干の値引きがある。
それでも、日本にはクレジットカードが使えない店が多くあり、電子マネーが使えない店が多くある。 そして、カード対応しているのに、使わない客などを多く見る事ができる。

大きな原因は、日本の紙幣が使いやすいからである。(偽造通貨が少なかったり、治安が比較的よく、強盗などのリスクも比較的少ないなどがあげられる。)
とはいうものの、生活や観光のうえで、現金を持ち歩かなければいけない現状は、大変不便。 さらに、店で小銭を用意するコストや、現金管理などのコストを考えると、政府や行政も含めたキャッシュレス化を進める必要がありそうだ。




遅いエスカレーター

日本のエスカレーターは、しばしば移動速度が異様に遅い事がある。
これは性能によるものではなく、過度に安全を配慮して遅くしている事による。
そのため移動時間に時間がかかり、階段を上がった方が早いこともある。

設置者が、事故が起きて責任を取らされることを恐るという、社会構造の現れとも言える。
このような現象を、日本では他の場面でも時々見られる。
技術や、運用で解決できるはずの課題に対応できないでいる現代の日本を表す象徴的な失敗例である。




日本トキの絶滅

100年以上前には、日本国内に多く生息していたトキだが、乱獲と、環境の変化により減少していき絶滅した。
昭和40年に保護し人の手による保護と繁殖を試みたが、2003年、最後に残ったトキも絶滅した。
今日本で飼育されているのは中国産のトキである。


関連情報
トキはどうして、絶滅することになってしまったのですか?(絶滅動物)




ニホンオオカミの絶滅

これも、100年ほど前までは生息していたと言われる。 
絶滅の主な原因は、日本オオカミの食料となる鹿やイノシシの減少によると考えられている。
また、明治時代に行われた、オオカミ駆除政策も要因とされている。

比較的知能の高いと考えれれるニホンオオカミが絶滅に至った一方で、系統的に近いイヌは、大いに個体数が増やした事を考えると感慨深い。

日本の生態系復活のため、オオカミ復活の待望論もあるが、害獣とされた過去の経緯もあり、復活への道のりは、近くはないようだ。




満員電車

日本は鉄道先進国である。もっとも世界一というわけではないが、新幹線のような高速鉄道もふくめ、電車、地下鉄など安全な乗り物として国内各地を走っている。
一方で都内の満員電車問題は21世紀に入っても解消はしていない。

混雑時の、痴漢に対する犯罪もしくは冤罪などの対策として、一部の路線では「女性専用車両」が導入されている。
アメリカだったら、差別として訴えられそうなものだが、満員電車自体をすぐには解消できそうもない現状から、 必要な対処として、日本で受け入れられている仕組みである。

満員電車の問題は、テクノロジーだけではなく、出勤時間を分散させるとか、企業の都心部への一極集中対策なども必要だと考えられる。

関連情報
海外の満員電車を比較してみた。




新幹線予約

券売機や窓口で、購入する分にはさほど問題ないが、旅行や出張の場合は特に、ネットで事前予約したい。
しかし日本の鉄道は、国鉄分割民営化という歴史もあり、エリアで無駄に区分されており、利用したいエリアによって購入サイトが違ったりとなかなか複雑かつ不便な状況にある。
21世紀なんだし、国内新幹線ぐらい1サイトで予約でき、印刷したQRコードかそれを表示させたスマホ画面で乗車できるようにするとか、もう少しなんとかなりませんかね。JR東海、JR東日本、JR西日本




電柱

現在、多くの先進都市と新興国では、無電柱化が進められているが、日本での対策はまだまだである。
日本は災害の大きい国。地中に埋められたインフラ設備より、地上にある電線の方が復旧しやすいという理由はあるかもしれないが、 老朽化した電柱が地震の際倒れてきたりしても危険だろう。
都心の電柱の地下埋設は、歩道の障害物を減らすとか、鳥のフン害などを減らすのにも有効だと考えられる。
コスト的な問題はあるだろうが、無電柱化ぜひ進めていきたい課題である。




花粉症

日本で、街でマスクをした人々を多く見かけるが、春になるとその数はさらに増える。花粉症によるものだ。

春になると、スギやヒノキの花粉が、大量に飛散し、それを吸い込むことで、鼻水や、目のかゆみなどを引き起こす。
花粉症の原因やメカニズムは、花粉を外敵として認識した免疫システムがの働きによるものだが、免疫システムが花粉を外敵と判断してしまう背景として、近年、衛生環境が整いすぎていることことも一因と言われている。

ただし、スギなどの花粉が極端に増えた事は、林業としてスギやヒノキを植えすぎた影響であったり、車から排出される微粒子の影響、都市部の道路や建物などにより、花粉が土に吸収されることなく、広がることにも問題があると考えられおり、これも人々の経済活動が引き起こした現象なのだろう。

花粉症を和らげるための治療方法も徐々に進歩しつつあるが、増えすぎて手入れが不十分な植林の問題、花粉を吸収しない道路や、建築物などにも目を向ける必要がある。




ハンコ文化

観光ではあまり見かけないと思うが、日本ではハンコの風習があり、行政関連の手続きや、銀行口座の開設などで今でも利用されている。
さらに、より正確な本人確認が必要とされる場面、例えばお金の融資や、法人の書類などでは実印という、行政に印影を届けた印鑑が使用されている。

ハンコはサインの代わりになるが、とはいえ多くの場合、比較的なりすましが容易な本人確認方法であり、やや時代遅れな認証方法と言える。

いまでもハンコ文化が残っている地域は珍しい事もあり、日本のお土産としてハンコを買う人もいるようだ。
日本で多い名前であれば100円均一などで売っている。珍しい名前の場合は、ハンコ屋さんで発注するという方法もある。





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